第2回デレステドラフト

 人間として生を受けた以上、誰だって思い出したくない過去の1つや2つはあると思うんだ。

 

 例えば夜中布団に入って、さあ寝るぞと瞳を閉じたらいきなりふっ、と過去の思い出したくない光景が脳内にフラッシュバックして「イ"ヤ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"俺はなんであの時あんな事をしてヴア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙(ニャンちゅう)ヤメテ!!ヤメテ!!ダレカコロシテクレエエエエエ!!!」

と、バタ足して枕に向かって奇声を上げたくなったり。

 

 でもそういう黒歴史の大半って、自分の感情のコントロールがうまく処理する事が出来ない思春期時代に生成されるのが主で、その苦々しい過去を乗り越えて大人の階段を登っていく、いわば「成人への儀式」の最中に負った怪我の産物のような物なんですよ。

 つまり齢二十を超えた大の大人が黒歴史を創造してしまうなんて有り得ないし、そもそも人間界に存在してはいけない人だと思うんですよね、はい。

 

 

 

 という訳で今回のお話は二十歳超えて新しい黒歴史を創成してしまった男の哀しき物語です。 

 

 

事の発端

某日某時刻、色りざくんからこんなお声を頂いた。

りざくん「メガネくん、明日行われるデレマスドラフトに参戦してみない?」

 

デレステドラフト…?なんだよそれ、よく分からんな

 

ぼく「どういうルールなの?」

りざくん「普通のドラフトと一緒で好きなキャラを指名して被ったら抽選、指名したキャラで自分が組ませたいユニットを作って投票数が多い方が勝ち。

だから例えば子供キャラの中に三船さんをぶち込むユニットを作るってのもアリかな」

 

三船さんが子供に囲まれてる…

三船さんが子供と一緒に遊んでる…?

 

 

瞬間、メガネに電流走る…ッ

 

 

ぼく「…わかった、色々考えてみるよ」

 

 正直ユニットが何なのか分からなければ、キャラだってそんなに知識がある訳でもない。こちとら始めて2ヶ月のニュービーなのだ。勝ち目が無いのはわかってる。でも何となく方向性は見つかったし、最下位なるんだったらせめてやれるだけの事はやりたいよね。

 

 斯くして翌日深夜23時、決戦のゴングが鳴り響いた!

 

イカれたメンバー紹介

 

司会進行 色りざくん

鷺沢さんガチ勢。ポケモン部のスレ立を担うなどポ部に無くてはならない御方。

僕がヨダレを垂らしながら書いた三船さんへの怪文書を受け止め、あまつさえ増幅して跳ね返してくれる(ギリメカラか?)同人誌をDMで送って貰う、掲示板の書き込み方を優しく教えてくれる等、メガネにとっての頼れる兄貴分。

 

〜対戦相手〜

マタドガスくん

意気込み「パンツ脱いだ」

担当は不明だが、見た限り赤城みりあ櫻井桃華、橘ありすetc.らしい。

 

 

…ロ、ローティーン系アイドルが頑張ってる所を応援するのが好きなんだよな?

そこに邪な気持ちはないんだよな?

…うん。

実はデレステドラフトまで一切絡みはなかったのだが、

「もうひとりのポ部新人王」

「西のドガス、東のこだわり」

等、実は前々から僕と謎のライバル関係(?)があったらしい御方。

 

歓喜のらぼーん氏

意気込み 「何書こうか悩んだ時に色リザニキがid2getしててダメだった」

担当は森久保、村上巴etc.

 

スカチケの有効期限を忘れる、聞くも語るもおぞましい地獄の爆死(その後部員に安上がりレシピを聞いて回るレベル)等、色々と不運にも程がある御方。

デレマスドラフトの開催日が伝説的な爆死から二、三日後だった為、メガネは彼のメンタルが心配で心配で仕方なかった。

 

 

エモモンガくん

担当は神崎蘭子

意気込み「あれこれがギリギリすぎる」

 

部員の相談を親身に乗る、オフの会場手配を一心に請負う、デレステ課にも関わらず煽らない、無礼な事をされない限り怒る事はない…

等彼の聖人エピソードは底を尽きず、その姿勢はメガネの憧れでもある。

 

 

ブルンゲルくん

意気込み「1巡目佐藤します」

担当は夢見りあむ、佐藤心…etc

 

投票オンリーと言っておきながら途中参戦してきたポ部のラスボス。

頭の回転が異常なまでに早く、部員の傷口に塩を塗ったくるスピードが異常なまでに早いという、ある意味1番j民を体現している御方。

宇宙忍者くん、北の将軍様、光の剣(笑)さんと並ぶメガネにとっての始まりの1人でもあり、会話はせずとも2年前からの縁。

 

〜その2へ続く〜